楽しみにしてたのにな、

abahiko2007-06-13

今日も一日暑かった。
明日から、北海道神宮例大祭のため、
近所の公園の中に沢山の出店が準備中。
怖そうなお兄さんやお姉ちゃんが
イキイキと笑いながら準備している、
見ていると、何だか、ウキウキ、
嬉しくなって、自転車でぐるりと
公園内を見て回る。


夕方、mちゃんから、お風呂のお誘い。
ちょっと入浴料は、銭湯より高めだが、
mちゃんも何回か利用していて、
入りやすくてよかったので、ちょっと贅沢して
花ゆづきhttp://www.hanayuzuki.jp/index.html
ここは一度行ってみたかったお風呂なので、
kさんの車の中で、お風呂の中の作りなどを聞きながら、
楽しくおしゃべりして、笑いながら到着。
駐車場は ちゃんと車椅子のマーク付き、
専用の場所もきちんと開いていて、
スロープも有り、安心して入る。
kさんは『岩盤浴もしちゃお〜っ』ニコニコ、
私とmちゃんは長湯派なので、だらだら入っちゃうもんね、で、
受付、まずは車椅子のタイヤを拭きに従業員の人が来て
キレイにしてもらい。
脱衣所へ、車椅子が置ける広さのある邪魔にならない所を探し、
そこに車椅子を置いて、服を脱いでいると、
さっき車椅子を拭いてくれた従業員がきて、
『ここに車椅子を置いていて、大丈夫ですか
触られても責任とれませんけど』と言うので、
『ここに置かせてください、』とお願いして、お風呂へ、
中に入ると、mちゃんが使いやすい洗い場も空いてて安心して座る。
私もmちゃんが見える場所で汗をながし、体を洗おうとしていると、
従業員が二人やってきて、なんだか誰か探している様子。
なんだろ?と思っていたら私の所に来た。
従業員「お客様、車椅子ですが、脱衣所に置かないでほしいのですが、」
私「前から何度かここに来ていますが、いままではいつも脱衣所に置かせてもらってますけど、』
従業員『トイレの近くで皆さんが通る場所ですので、お預かりしたいのですが』
私『邪魔にならない所でいいので、いつでもすぐ使えるように中に置かせてください。
せっかく楽しみにして来ているのにだめですか?』と何度か言う。
『なにか有った時にすぐ必要なものなので、預かってもらう訳には行かないのですが、』
などといくら説明しても、とにかく避けろと言い、脱衣所まで来てくれと連行させそうになり、
mちゃんに『車椅子どうしても受け付けで預かるって、言うの、どうしよう』と聞く、
情けない私、mちゃんも脱衣所に無いと困るので、従業員に置いといてほしいと頼む
あまりにも聞いてくれないので、mちゃんが男湯で岩盤浴でも楽しもうかとニコニコしてた、Kさん
の名前をだして、kさんに言ってくれと言う。
その後従業員は、mちゃんの髪を洗うのを手伝っている最中にやってきて、
やいのやいのと五月蝿いので、『せっかく楽しみできてるのだから、楽しみ奪わないでください』と言い
『今日の所は、、』と、そのまま置けることに、なぜか、あがるとき、言いにこいといわれる。
kさんが従業員に色々言われ怒る顔が、頭に浮かび、mちゃんはしょんぼり、
せっかくのお風呂も何となくゆっくり入れず、落ち着かない。
mちゃんの車椅子は電動で、使い方を良く理解していない人が無闇に動かすと、
簡単に壊れてしまう。そのため従業員に無闇に預ける訳にもいかず、
何より、mちゃんにとっての車椅子は身体の一部でもあり、
本当に大切な無くてはならない物である。
それをちゃんと、従業員の人に伝える事が出来なかった、
私自身も駄目だったなと思う。けれども、
私もそんな、全裸でどこまで持ってけというのか、入る前に言えよ!!と(怒)
何より、身体の不自由な人間に対する差別を感じた。
脱衣所では、通路いっぱいにタオルを敷いて、
子供が転がってたり、椅子がど真ん中にいくつも置いてあったり、
座り込んでいる人も沢山いる。
mちゃんの車椅子だってそんなに大きな物ではなく、
そこのあちこちに放置されている椅子より一回り大きいぐらいで、
置いた場所には十分なスペースがあり、らくらくもう一台
車椅子を並べておいても人が通れるスペースがある。
それを、目障りだと言わんばかりに、責めてきて、
その言葉で、どれだけ、mちゃんを傷つけているか、
許せない気持ちでいっぱいになる。
何のためにスロープや駐車場をつけてるのか、
障害があっても楽しく普通の事を望んでなにが悪いのか、
お風呂からあがったmちゃんは、泣いていた。
自分のせいで、と自分を責めていた。
mちゃんは、なにも悪くないのに、ひどすぎる。