酒井俊×内橋和久 札幌市電×キコキコ商店 2008

abahiko2008-02-04

ライブの余韻に浸る日々。先週のライブのこと、

1月29日 市電ライブ。

真冬日続きだった札幌も、いつもより暖かくなった日。

街を走る市電の中での演奏。

雪のない季節にはなかった音がゴトゴト、道路の雪のおかげで、車内に響く。
座っている座席のヒーターがポカポカ、
こたつの中にいるようなぬくぬくした心地よさと揺れに身を任せて、
二人の作り出す音の世界を堪能。

ライブ電車の乗客は、酒井さんの事も内橋さんの事も知らない
年齢層も高めの人が多数、はじめは電車の音や内橋さんのギターの音に、
何となく戸惑う顔をしつつ、真剣に身を乗り出して二人を観たりしていた。
次第に、電車の音を取り込んだ、二人の演奏の世界に吸い込まれて行き、
優しい顔をして、うっとり楽しんでいたり、時には涙を流している。

それを観ながらまた、私も心地よく音の世界に引き込まれた。

電車の動きと二人の演奏が、本当に一つになり、
動き出したり停車する音、動きとぴったり重なり、
電車走行の無線の音も効果音となり、
本当にすばらしい 音楽が生まれた瞬間を体感したライブだった。

翌日の当店でのライブもまた、前日とは全く違う表現の音が次々と。
本当に何て言ったら良いのか、生きている音楽を体感した2日間。

うまく言えない、とにかく機会があったら、
酒井俊さんの唄、内橋さんの演奏は聞かなきゃ損だなと実感。